ガミガミの代償

ガミガミの代償

午後１０時から午前２時の暗闇での熟睡が脳と身体の成長には欠かせないことを
息子（当時中２）に言い聞かせているのですが、難しいです。
ハードな部活に加え、塾（週３～４日）は最上位クラスで宿題が非常に多く、
塾の帰りが夜１１時にもなると、疲労もピークに達するのでしょう。
睡眠が乱れ、床についても眠れず、朝の４時や５時にやっと眠れた
ということもあります。

「しんどい」と言っても、「頭が痛い」と言っても、「おなかが痛い」と言っても
熱がない限りは、薬を飲ませるだけで、習い事や学校はめったに休ませること
はありません。
ひと言「甘えるんじゃない」と渇を入れてきました。

部活で使う柔道着の洗濯や最低しなければならない自分のこともさせてきたので、
「親は自分の辛さを何もわかってくれない」と不満に思っているようです。
３週間前には、息子がついにストレスと過労から帯状疱疹にかかってしまいました。

今朝は、「寝不足でしんどいから部活を休む」と言い出しました。
眠れたのが朝５時だったようです。
仕方がないので、夫が車で学校へ送りました。
親も少し譲歩をしつつ、手伝いをしつつ、それ以上に、理解して認めることを
していかないと、また病気になってしまうと夫と話し合ったところです。
塾も部活も辞めたくはないと言うので、サポートし続けるしかないですよね．．．

『子育てハッピーアドバイス大好き！が伝わるほめ方・叱り方3 小学生編』は相変わらずわかりやすくて、とても良い本でした。
このシリーズはイラストがとってもいいですよね。
理解を深めてくれます。
久しぶりに読んで、初心に返りました。

頭ごなしに怒っていると、子どもは「言っても怒られるだけだし、
必ず否定されるし、本当のことを言えない」と思い、ウソをつくようになったり、
がまんしたストレスを、人のお金を取る、店の物を取るという形で出してくる
と書いてありました。

うちの息子の場合は、帯状疱疹、という形で出してきたのですね。
帯状疱疹による神経痛がひどくて、「痛い、痛い」と苦しんでいました。
幸い早めに皮膚科に行ったため、１週間もしないうちに治りましたが．．．

解決法としては、「頭ごなしに叱ることをいったんやめて、恐怖感なく
自分の気持ちや事実をそのまま親に話せる関係を作ることから始めること」
とありました。
詳しくは当書に書かれています。